【3月24日は何の日？】世界結核デー・マネキン記念日・人力車発祥の日｜歴史と豆知識を深掘り！

本日は「3月24日」の記念日や歴史的な出来事、有名人の誕生日をお届けします。

日々の暮らしの中に、歴史や豆知識を取り入れることで、ほんの少し世界の見え方が変わってくるかもしれません。今日も一緒に“ちょっとためになる”時間を過ごしていきましょう！

◆ 世界結核デー（World Tuberculosis Day）

まずは国際的な記念日からご紹介。

世界結核デーは、1882年3月24日、ドイツの細菌学者ロベルト・コッホ博士が結核菌（Mycobacterium tuberculosis）を発見したことを記念して制定されました。

1997年、WHO（世界保健機関）がこの日を「世界結核デー」として正式に定め、毎年この日には世界各地で結核に関する啓発イベントやキャンペーンが行われます。

「結核って昔の病気じゃないの？」と思う方も多いかもしれませんが、現在でも世界で年間約1000万人が発症し、約100万人が命を落としている深刻な感染症です。

特に発展途上国では、医療体制の未整備や栄養不足などから深刻な問題になっています。また、日本でも高齢者や免疫が弱っている方を中心に、依然として患者が発生しています。

WHOが掲げるスローガンの一例に、「Yes! We can end TB!（はい、私たちは結核を終わらせることができる！）」というものがあります。

この日を通して、「正しい知識」と「予防」「早期発見・早期治療」の重要性を知ることが、未来の健康につながるのです。

次にご紹介するのは、日本独自の記念日。

今では当たり前の「ファッションモデル」や「ショーウィンドウのマネキン」。その始まりは、1928年（昭和3年）3月24日、東京・銀座の三越呉服店で開催された“マネキンガール”によるファッションショーです。

当時としては非常に斬新な試みで、百貨店にとっても一大イベントだったとか。まだ“ファッション”という言葉が一般的ではなかった時代、洋装文化の広がりとともに「見せるファッション」の重要性が高まっていきました。

さらにもうひとつ、日本の交通の歴史に関わる記念日です。

この日、人力車が正式に営業許可を得て、一般に使用されるようになりました。

人が車を引いて移動するというこの乗り物は、馬車に比べて小回りが利き、狭い道でも走行できるという利点がありました。当時の日本では画期的な移動手段だったと言えます。

現代でも、浅草や京都、鎌倉などの観光地では「観光人力車」として活躍しています。レトロな乗り物に揺られながら、風情ある街並みを楽しむのは、日本ならではの体験ですね。

年	出来事
1603年	徳川家康が征夷大将軍に任命され、江戸幕府が正式にスタート
1870年	東京で人力車の営業が許可される
1958年	エルヴィス・プレスリーがアメリカ陸軍に入隊
1976年	アルゼンチンで軍事クーデター、軍政が始まる