今回はタイトルにある通り、【香りの王様】【スパイスの女王】と形容されるスパイス”カルダモン”
カレー粉の主原料にも使われるカルダモン、一度は耳にした事があるけれど詳しい事はわからない...そんな訳で勉強していきます。
カルダモンはこんな植物
和名は小荳蒄(ショウズク)
原産はインド、スリランカ、マレー半島。
カルダモンの外見は葦(あし,よし)に似たショウガ科の多年草で、成長すると2~3mになる。葉は長さ50センチ、幅が5センチ程。
地面の近くに薄緑の白に赤紫の入った花をつけ、成熟すると長さ1~2cmほどの球形、卵形または長楕円形で、緑色~黄緑色。
成長とともに黄緑色から褐色に変化する。皮の中には暗褐色ないし黒褐色の胡麻粒ぐらいの種子が入っている。
スパイスとして使うのはこの種子を使用する。
ブラックカルダモンとは
カルダモンには大きく分けて2種類あります。
グリーンカルダモンとブラックカルダモンで、これらは、香りも味も見た目も異なる別種のカルダモンです。
通常カルダモンと言われるのはグリーンカルダモン、もしくはグリーンカルダモンを漂白したホワイトカルダモン。
ブラウンカルダモンのさやは黒もしくは茶色で、大きさが2センチ以上。
表面はグリーンカルダモンよりもザラついている。
グリーンカルダモンよりハッカのようにスーッとする成分を強く感じます。さらに少し苦味のある渋いような風味も加わり、その香りは深く複雑。
ブラウンカルダモン、ビッグカルダモンや、ワイルドカルダモンとも呼ばれる。
特徴・用途
最も古いスパイスのひとつ。
爽やかな強い刺激とほのかな柑橘系の香りが特徴。
ガラムマサラやカレー粉にかかせないスパイス。
ニンニクや肉料理の匂い消し。
菓子、パンの風味付け。
ドリンクではチャイの香り付けや、中近東でカルダモンコーヒーとしてカルダモンの精油や種子の粉末をコーヒーに加える。
カルダモンは栽培も収穫も難しく手間がかかるので、サフランやバニラなどと共に高価で貴重なスパイスとして取引されている。
歴史
カルダモンは紀元前1000年以上前から生薬や香辛料として使われてきている。
紀元前8世紀末に現代のイラク南部、チグリス川、ユーフラテス川地域あったバビロニア王国のバラダン2世の庭園でも栽培されていたという。
バイキングが8~10世紀頃に持ち帰ったとされる北欧では特に多用される。
他には、インド、アラビア、エジプトなどでもかかせないスパイスになる。
効能・効果
高ぶった交感神経に作用して脳の緊張をほぐし、ストレス改善効果があるのでアロマなどでも使われる。
消化器官の不調を改善し、消化不良の際に唾液や胃液の分泌を促して消化を助ける。
発汗作用があり、冷え性に悩んでいる人や、風邪の引きはじめなどに良い。
カルダモンには口臭防止効果もあるといわれ、インドでは香りの強い食事やお酒を飲む前後にカルダモンの種を噛む習慣があるようです。
【スパイス&ハーブ辞典】スパイスの歴史とスパイスのお話
今では自由に手に入るスパイスも昔は金銀財宝の価値があり、スパイスが原因で戦争まで起きていました。
人の歴史と切っても切れないスパイスの歴史と各スパイスのお話を集めました。
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