映画

Reggaeの神様 Bob Marleyの映画 『ルーツ・オブ・レジェンド』ジャマイカ独立50周年記念作品

ボブマーリー(Bob Marley)

本名ロバート・ネスタ・マーリー” (Robert Nesta Marley)

Reggaeや、Jamaica、音楽が好きな人なら当たり前に知っている人物。

それらに興味がなくても曲は聴いた事ある。とか、名前だけは知っている方も多いと思います。

そんな彼と関わった人物のインタビューを交えて生まれて、癌で死ぬまでの波乱な人生を収めたドキュメンタリー映画です。

ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド(2012)

ボブマーリーとは?

まずは知らない方に簡単にボブの紹介。

レゲエの神様”と言われるぐらいレゲエを世界に広めたアーティスト。

”ラスタ思想”に強く影響された内容の曲を歌っている。

1945年2月6日ジャマイカの北海岸に位置するセント・アン教区の”ナインマイル”で生まれる

本名”ロバート・ネスタ・マーリー”

10歳の頃、ボブの父が亡くなり、母と共にジャマイカの首都キングストンにある”トレンチタウン”に移り住む。

ここで、”バニー・ウェイーラー”や、”ピーター・トッシュ”と出会い”ウェイラーズ”結成、音楽活動を始める。

バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュらがウェイラーズ脱退?解散?後に”ボブ・マーリー&ウェイラーズ”として活動。

ロック歌手”エリック・クラプトン”にボブ・マーリーの曲”I Shot The Sheriff”がカバーされ大ヒット。全米ビルボードチャートで1位を獲得しレゲエが全世界に広まっていく。

ジャマイカの二大政党(人民国家党 /PNP)(ジャマイカ労働党 /JLP)の抗争に巻き込まれ狙撃され負傷、ジャマイカを亡命します。

ちょっと話はそれますがジャマイカでは昔から選挙が始まるとヒジョーに治安が悪くなり殺人事件等凶悪犯罪が多発し、渡航者は特に外に出てはいけないと言われるぐらい危険になります。どんなに有名なアーティストだったり、著名な人でも政治的発言や行動は命を落とす可能性があります。

そんなジャマイカに再びボブは戻り、伝説の”ワンラブ・ピース・コンサート”を開催します。

このコンサートの何がスゴイかと言うと、先ほど説明したとおり二大政党の対立が抗争になり人々が傷つけあうと言う結果になっている。それで命を落とす人もいる。ボブも殺されかけた…でも、このワンラブ・ピース・コンサートで”PNP”と”JLP”の党首2人をステージに上げ”和解の握手”をさせるんです。

この伝説となったシーンがこの”ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド”のDVDには収録されているんです。

それでけでも見る価値ありです!!

その後、ラスタ思想”ラスタファリズム”の聖地”エチオピア”をはじめとするアフリカの国々を訪問して回ります。

ちなみにこの頃1979年に来日し、東京と大阪でコンサートを行いました。(行った人達ウラヤマシイ…)

少しずつ体を蝕んでいく悪性の腫瘍、やがて全身に転移し、ドイツへ治療へ。

もう、手の施しようがなくなりジャマイカに帰国…の途中、アメリカで容態が悪化、永眠。

享年36歳。

偉大なるアーティスト”ボブ・マーリー”のルーツ、そしてレジェンドが収録されています。

レゲエ好きだけでなく、音楽ファンだけでなく、すべての人に見て欲しい作品です。