スパイス&ハーブ辞典「ターメリック」
今回のスパイスはターメリックです。
ターメリックと聞いてピンと来ない人も多いと思いますが和名”ウコン”です。
よく二日酔いに効くとしてお酒飲みのお供で有名な、あのウコンです。
当店のカレーライスのご飯はターメリックライスなのでお酒飲みにピッタリかも!!
ターメリックはこんな植物
和名:ウコン 別名:キゾメグサ
英名:turmeric(ターメリック)
ショウガ科ウコン属の多年草。
原産は生姜と同じくインド・熱帯アジア。紀元前からインドでは栽培されていた。
日本でも沖縄や鹿児島県の一部で自生。
生姜と同じでターメリックとして使われる部分は地下茎の部分。
ターメリックの特徴と効能
独特な芳香を持ち、やわらかい苦い風味。
基本料理を黄色く着色するのに使うスパイスでカレーの主原料の一つ。
黄色い色素の成分は”クルクミン”で、油溶性なので水には溶けず油類と一緒に調理すると色がなじみやすい。
(よく似た黄色い色付けに使う”サフラン”は水溶性なので油に溶けにくく、水やお湯につけて、色や香りを出してそれを料理に使う)
色素成分のクルクミンは肝機能を高めるので二日酔いや疲れに効くそうです。かと言って摂り過ぎも良くないそうです。
ウコン(ターメリック)の種類は4つ
ウコンには大きく分けて4種類あります。
- 秋ウコン:一般的なターメリックが秋ウコン。または赤ウコンとも言う。
- 春ウコン:正式名称 キョウオウ。別名ワイルドターメリック。生薬名は姜黄(キョウオウ)
- 白ウコン:正式名称ハナショウガ。
- 紫ウコン:正式名称ガジュツ。
上記の4つはショウガ目ショウガ科ウコン属なので、同じようにウコンという名前が付いていても別の植物になります。
一般的に”ターメリック(ウコン)”という場合、秋ウコンを指す。